shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

視野欠損と自動車運転免許

私の場合、脳出血後、自動車運転免許を更新する二つ障害が有りました。

 まずは脳を手術した事から、脳がけいれんをを起こさないようにと服用していた、抗てんかん薬です。この薬を飲んでいる事で運転中にてんかん発作を起こす危険有りとして主治医に診断書を書いてもらう必要がありました。

 とにかく困ったのが視野の問題でした、最初はリハビリテーション専門病院の主治医さんに診ていただいても、脳の視覚野(後ろの方)には問題ないから大丈夫だと思いますよと軽く言われて、眼科の視野検査に行きました、後に視神経に出血部位が触れていたのが原因と解りました。

アッサリと左下の視野に欠損が認められますよと眼科医に伝えられ以降はなかなか大変でした。

 免許更新まで1年程度期間が有ったので眼科医からの検査結果等の書類をもらって入院していたリハビリテーション専門病院の医師に相談してみたところ、眼科医に対して視野に多少問題が認められても認知機能的に保たれているのなら運転免許更新は大丈夫ではと再び書類を書いていただけました。

 何とかなるかもと思ったのですが、今になって落ち着いて客観的に状況を考えられるようになると。

 もし事故を起こした場合の、責任問題は大きいですね、それぞれの専門家が訳有って不可としたのですからいかんともしがたいです。

 かといって、あがかなかった訳でわありません、視野のトレーニングを必死でしていました。まあ、スケールは小さいんですがね。

 散々調べても実用的に視野の訓練が出来そうなのはゲーム機の任天堂DSの眼力トレーニングだけでしたから。これがまた、視野が一部欠けていると、スコアが上がらないんですよ、ひたすら苦行でした、これをやらなかったら田舎暮らしで運転免許失効は諦められなかったかもしれないと思います。

 視野のここが見えてないんだって嫌でも理解しちゃいましたから。

 で、私の場合は子供たちの為に運転したいのが強かったので、子供たちのために運転したいとか思っていても実際運転して子供の友達に怪我でもさせたら、あまりにも申し訳がないとあきらめるに至りましたよ。

うちの場合は奥さんが自動車を運転出来るので、家族みんなで移動する時は申し訳ないが奥さんが運転する自動車を使い、夏休みとかの遠出は電車やバスを使う様に移動手段も使い分けると子供たちも固定観念にとらわれないように育ってくれるかと工夫しています。