shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

住宅改修手すりのポイント作業療法士と患者の両方の視点から。

住宅改修は制度面からまずは、対象者の状態によって2つの制度の補助を受けられる可能性が有ります。

 ・介護保険制度を使っての改修

 ・障がい者手帳を使っての改修

の2つです。ちなみに介護保険制度を使っての改修の場合は介護度が2段階あがった場合はもう一度制度を使って改修が可能になります。どちらも対象になりそうな場合は基本的に介護保険が優先されます。

どちらにしても病院のソーシャルワーカーさんもしくは担当のケアマネジャーさんを通す事になると思われますので、制度上の部分はお任せするのが正しいかもしれません。

本題として。

私自身が作業療法士として介護保険制度を使っての住宅改修に関わってきた事と、

 30代前半で左半身不全麻痺になり、自宅を障がい者手帳を使っての改修した経験

 から手すり設置等のポイント等を少し書ければと思いました。

・階段以外の横手すりは使用者の適切な高さに合わせたとしても、廊下幅を狭くする

 等のデメリットも有り重要度はさほど高くないように考えます。

・高い段差でつかまれる縦手すりの重要性は長期的に見ても高い。

 特に浴室で、浴槽に出入りする際に縦の手すりにつかまれるのは安心感があります。

・浴室関連ではシャワーチェアも慎重に購入を検討した方が良いかと思います。

 シャワーチェアはレンタルは不可なので欲しい場合は必ず購入しなければいけない

 福祉用具なのですが、大きいので浴室に置いておくと他の家族に邪魔にされる物品

 です。将来的に床からの立ち上がりが出来るようになりそうなら安定した浴室椅子

 と設置した縦手すりを使う事も良いかもしれません。

 ※シャワーチェアが大きいのには滑りやすい環境で転倒を予防する為に必要な大きさ

なのだろうとは理解しています。商品バリエーションも少ないのできっと今後安価でコンパクトな物が多く作られてくるのだろうと思います、家族にも使いやすいものが多く作られてきたなら問題解決なのですしね。

 

 

適切な位置に手すりを設置する為にわかりやすいのは、実際に自宅で手すり用の棒を太さも数種類用意して持っていき、実際にここに手すりが有ったらどうだろうとしっかり手すり用の棒を想定した位置に固定して持って、実際に立ち上がりや段差ごえの動作をやってみてもらう事です。

ご家族さんは普段立ち上がり動作などは主に介助しながら見ている為と思いますが、対象者さんが自身で体を前傾したうえで手を伸ばし捕まってみて立ちやすい手すり位置を決めると思ったより前だと感じる方も多い様でした。

 

改修を行う対象者さん自身とご家族さんに、なぜその位置に手すりが有った方が良いのかを理解していただけていないと、改修後に訪問した際になかなか使いにくい位置に手すりが置されていた事も実際に有りました。