shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

レギュラー(お笑い)さんの介護論がすごくカッコ良かったので、自分も出来る子事を考えてみた。

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 お笑いコンビのレギュラーさんが長期の休みを取って介護の資格を取得して介護現場で

も活躍されているそうなんですが、しっかりした介護論を持たれている様で、私も同じ介護保険の現場で働くリハビリテーションの専門職としてとても共感出来ました。

https://r25.jp/article/626688300304782814

上のインタビュー記事を見付けたんですが、すごくいい記事でしてね。

 

介護の目的は、「自分でできるようになるために、支援をすること」なんですよ。
なんでもやってあげていたら、何もできない身体になってしまう。だから介護士は、「飲み物を飲ませてくれ」とお願いされても、できるだけ「頑張ろう」と励まして、身体を元に戻していったり、衰えを遅らせたりするんです。

↑本当に大事と感じた部分を抜粋させていただきました。

お笑いを長くやっている方々ってのは、物事の本質や核心を突く力が有るのかなと感心させられてしまいました。

私は作業療法士なのでリハビリテーションの専門職ですが、介護現場で仕事をしていると利用者さんにトイレだったり、飲み物だったりと、色々な事を頼まれます。

リハビリテーションの訓練でどの程度ご自身で出来る利用者さんなのかは把握していますから、訓練してきたことを実際の生活に反映させる良い機会だと必要最小限の介助で出来るように支援してます。

このどこまでかの見極めが非常に難しいように思います、身体機能的に考えれば出来ると判断できるものの認知機能面から考えた場合には不安が残る等、多面的に考えなければきりがなく(一人でトイレまで歩けるけど、夜間や寝起きの覚醒レベルが低い状態ではまだ少し危ないかも等)、転倒のリスクを考えた場合やはり多職種の連携が重要という結論に至りますかね。

実際やれば、これくらい出来るけど、まだ一人で出来るようにと考えるとこの辺が危ないので気を付けましょう等、その場で情報共有出来るのが最良なんだろうなと。どの職種も忙しいから会議での報告が主になってしまっている現状に反省です。

 

が、介護保険改正のたびに増やされた書類にばかり時間を取られて、現場での情報共有機会の時間が取れなくなっては、本末転倒のように思います。

書類を増やしたいのは客観的その事業所がきちんとサービス提供しているかを測るためなのは当然理解しています。

ただ、形式的な書類を作成する為の会議には重みは無いですし質的なものは測れないかと。

多職種が実際の現場で一緒に見て情報共有できるような人員的、時間的な余裕が出来てくればいろいろなものが変わると感じました。

まずは自分から少しでも業務の効率化しましょうかね。

で、作った時間は情報共有の為に使う事にしますよ。