子供をほめる事と承認欲求
まず承認欲求についてですが、
他人から認められたいという感情の総称。
褒められたい、ひとりの人間として認知されたい、といった欲求のことです。
承認欲求には二つのタイプが有りそれは ・他者承認
・自己承認 であるそうです。
一般的に言われるのは他者承認欲求の方であり、この段階に留まり続けることは危険ととらえられるようです。
例としては、人に認められるために嫌な気持ちを抑えて頑張ったのに思ったほど認めてもらえなくてガッカリしたなどというように。
自分の存在価値を他者の価値観に依存してしまうと、他者に承認してもらうために自分の感情を押し殺したり、自分を犠牲にしたりする可能性が有るからです。
危険ですね。
もう一つ前提にしておきたいのが、𠮟る事は子供の行動に制限をかけます。
しかし、叱られた事に対しては反発もしやすいように思います。
反面、ほめる事もまた子供の行動に制限をかけます(ほめられるために行動しようとする等です)。
そして、ほめられた事に対して反発はしにくいように思います。
他者承認欲求をふりかえりつつ、ほめるを考えてみると、ほめる行為も場合によっては子供を承認することでコントロールする行為になりかねないと考えられます。
もちろん叱ってばかりの親が子供に良い影響を与えないのは当然と思います。
ほめ方が重要なのだと思います。
・結果と過程の努力をセットでほめるのは良いみたいですね。(結果のみをほめると、結果が見込める行動しかしたがらなくなるから)
・無条件に存在価値を認めてあげるかたちでほめる(所属欲求を満たすため)。
など、主体を親ではなく子供に置いた形のほめ方をするのが良いのではないかと思います。
『ほめる事も人をコントロールする』ってのはNHK eテレ100分de名著の中で少し前、言っていた言葉で心に残っていたんですよ、しばらく考えてみてようやく承認欲求と関連するのかと思い至り今回このブログを書いてみた次第でした。
※いやまあ、我が家も子供たち色々ありましていつも手探りで色々考えながら育児をしているもので。毎日、悩んでばかりです、育児って難しいです。
それでも出来ることを精一杯やってます。
下は以前に書いたものですがよろしければこちらも。