shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

見識を深めてくれたように思う、感謝している一冊

高齢ドライバーによる事故が相次ぐなか、政府は30日、警察庁国土交通省などの担当者を集めた検討会議を開き、新たな事故防止策をまとめた。

運転技能が衰えた高齢者には、自動ブレーキや加速抑制装置などを搭載した車両に限って運転を認める「限定条件付き免許」の創設を検討することなどが盛り込まれた。

上記はニュースから引用させていただきましたが。

 

ポリテックという言葉は政治を意味する「Politics」と技術を意味する「Technology」を掛け合わせた造語です。

政治とテクノロジーを同じ次元で議論する事が重要、ゆえにポリテックという言葉の存在意義は大きいですね。

小泉進次郎氏はポリテックの概念が重要とだいぶ前から自民党内で発言されていたみたいですね。

 

 日本進化論 】 落合陽一著 この本の中の対談でもテクノロジーの後に政治を考えるのでは手遅れと話されていました。

以降の内容は対談ではありませんが、

この【 日本進化論 】の中で著者の落合陽一氏は、なぜ高齢者の事故だけが減らないのか?という問題について具体的に『ドライバー監視技術』、『自動運転技術』、『コンパクトシティー』の3つのアプローチによって解決していくべきと提案されています。

ドライバー監視技術』について

高齢者が自動車事故を起こす直接的な要因は、高齢者の身体的認知的能力の低下に有ります。その解決には、ドライバーの状態を常時チェックするシステムの導入が有効になるはずです。

 『自動運転技術』について

今後、自動運転車が社会に普及すれば、高齢者ドライバーの事故率は低下するでしょう。運転中の危険を察知して警告を発したり、高度な自動ブレーキ機能が搭載される事で事故を未然に防げるようになります。現在自動運転は「レベル3」(条件付き運転自動化)にあり、限定された条件のもとでなら、全ての運転タスクが自動化される段階にまで到達しています。

コンパクトシティー』について

人々が暮らす都市そのものを自動車が不要な形態に変えるというアプローチです。

地方で自動車が不可欠なのは、生活に必要なお店や病院が遠くに離れているからです。

生活上必要な施設の近くに住宅地を配置し、徒歩や自転車やバスで通えるようにすれば、自動車に依存した生活から抜け出せるでしょうというものです。

私のように青森の田舎に住んでいてすら、小泉進次郎議員みたいな人には頑張ってほしいよねって声は多く聞きます。話は最初のニュースに戻りますが、時代がようやく小泉進次郎議員に少し追いついてきたのかなと思います。

今後先進的な発想を持つ方々と交流を持つ未来指向の政治家の方々が増えてくれることを願います。

そして、そのためには皆がよりポリテック等も含め、多様な見識を持ち、深めることで良い投票が出来るのかなと思ったり。

【 日本進化論 】 落合陽一著 は内容も多岐にわたっていますがそれぞれが深く、興味深かったですよ。私などは学が無いのでこの本を読んでいなければ、先のニュースを見てもさほど深く考える事はしなっかったと思います。

自分の見識を深めてくれたように思うので感謝している一冊です。