昔話の感想で兄妹の意見が真っ向から対立したのが不思議でした。
そもそもがうちの子供たちなかなか布団に入っても寝つきが悪くて小さい頃から昔話の読み聞かせをしていたのですが。
日本、世界の昔話に各地の民話まで取り揃えてくれているこちらのサイトを私はほとんど全て読み聞かせしました。http://hukumusume.com/douwa/
中でも兄妹の意見が真っ向から対立して議論をはじめたのが下の
『安珍清姫』でした
http://hukumusume.com/douwa/pc/minwa/06/06.htm
雑にかいつまんで概要を、
むかしむかし、安珍という若いイケメンのお坊さんが、紀州(きしゅう→和歌山県)の熊野大社(くまのたいしゃ)へお参りに行く途中、お金持ちの家で宿を借りました、その家の娘さんが清姫です2人は仲良くなり、安珍はお参りに行ってきた帰りにまた立ち寄ると約束しました。
安珍はお参りに行った熊野大社でも清姫が気になって仕方が無かったらしく、成果を得られずに帰ることになりますが、帰りにまた立ち寄るという約束を破ります。
約束を信じて待っていた清姫は安珍を追いかけることに、ひたすら追いかけ最後には船に乗って逃げる安珍を大蛇になって追いかけて追い詰めます。
追い詰められた安珍は寺の釣り鐘に隠れますが、大蛇になった清姫は口から火を吐いて
釣り鐘ごと安珍を焼いてしまいましたってお話なんですがね。
長男の主な主張は、安珍殺されなければいけないほどの事したかい?ってな感じでした。
長女の主な主張は、約束破るやつがどう考えても悪いでしょうってな感じでした。
議論が白熱するといつまでも寝てくれないので、お父さん判定として、どっちも悪い、ウソついたらケンカになるのは当然です、だからって暴力で仕返しするのもダメです。としてひとまずは場をおさめました。
私としましては、同じ話を聞いて、同じ環境で育った長男、長女の感想の違いは、子供達それぞれの融通の利きにくさや、生真面目さなんかの色んな特性の違いに有るのかなと面白くも不思議に思ってしまいました。
昔話の読み聞かせからも、子供の特性や性格などなど色々読み取れるものだと思いましてね。