我が子の発達障害の服薬について、当然悩みたおしましたよ。
娘の発達障害の治療として薬を使うべきか否か大いに悩みなしたって話です。
専門医に相談しても、発達障害そのもの、つまり発達障害の子の脳を発達させる薬は無いんですよね。
あるのは落ち着いていられるようになるための薬だとか、周囲の環境に適応出来るようにするための手助けになる薬だけとの事。
それって、いったい何になるっていうんだい、少しばかりおりこうさんに教室にいられるようになって、結果、没個性的な子にするのが良い事なのか?
で、マスプロダクション的な大量生産の目立たない子にする事が良い事なのか?
標準的な人間を想定した時、コンピューターの進歩によって、画一的な行動を取れる能力に関しては、自動化や統計的処理に勝つことは難しいでしょうとされています。
とても没個性的な優等生がベストとは私には思えませんのでさんざん考えて悩みましたよ。
上記事の成毛眞氏の著書では発達障害の矯正は可能ならしない方が良いと記載されていました。
多動性、衝動性、過集中いずれも娘に見られる特性ですが、これらの特性を服薬によって多少緩和させて周囲と協調できるように支援するくらいが丁度いいのかな。
とさんざん悩み倒した結果思った次第でした。
学校単位で異端の娘に対して、つまはじき的な対応がされている状態で、学校に行きたくないのは当然です、価値観が周りの子と違うのですから楽しいわけが有りません。
で、結論ですが、初めにも書いた通り、発達障害の子の脳を発達させる薬は無いのです。薬は本人にとって負担少なく周囲と少しだけ協調できるようにするあくまで補助。
多動性、衝動性、過集中これらは周囲になじむ邪魔にもなれば将来的にみた場合この特性が助けとなる事も少なからず有ろうかと思います。
なら、1か0かの考え方ではなく、医師に相談しながら『少し落ち着けたら良いね』程度の感覚で服薬はするが、それでどうこうというのではなく、特性を見極めたうえで得意な事を認めて伸ばしてあげられるように気を付けて、今は出来ることをするようにサポートしています。毎日悩みながら一緒に一歩一歩です。
追記的な内容になりますが。
脳の記憶に大きく関係する部位の海馬の成長は6~12歳頃までが最も著しく、特にこの期間は睡眠時間を9時間は取るようにした方が、毎日6時間程の睡眠時間の子供たちの群と比較した際成長が優位であるそうです。
記憶力を可能なら伸ばしたいのは有りますが、やはり睡眠が不足していると少しの事でイライラし易い傾向も見て取れます。薬にばかり頼らない環境適応で出来る事として。
子供にとってはやっぱり睡眠は大事ですね。栄養面と合わせて気を付けているところです。