shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

人口減少高齢化はポジティブにとらえられるのですね

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『日本再興戦略』 落合陽一著 幻冬舎出版

この本は、くりかえし読んでも面白くて仕方がないです。

人口減少高齢化はチャンスだと記されています。

1つ目に、人が減って、高齢化で働ける人が減るので、仕事を機械化、省人化してもネガティブな圧力がかかりにくいというのです。

 

2つ目に、人口減少高齢化が速く進む分、日本は高齢化社会に向けた新しい実験(試行錯誤して行っている取り組みその他もう始めている取り組み色々についてでしょう)をやりやすい立場にあります、これから世界が高齢化していく中、日本の少子高齢化対策技術海外に輸出することが可能にになるという『輸出戦略』です。

 

3つ目に、日本は人口が減少しているので、相対的に大人の数が多くなり、子供の数が少なくなるため。「子供は少なくて貴重なのだから大切にしよう」という気運が高まる、社会全体として子供に投資しても不平が出にくくなる、結果これからの日本は人材の教育コストを多くかけられる国になる。

 

1つ目ですが、AI、機械化により仕事を取られるといった反発が起こりにくいってことですね、私なんかでもイメージしやすいところとしてはコンビニ無人化や自動運転タクシーなどですかね。

 

2つ目ですが、これは私自身が介護保険畑で長い事仕事をしているのでイメージが付きやすいです。

たとえばですが。諸外国で、サービス付き高齢者住宅の概念は現状イメージが付きにくいのではないかと思いますが、諸外国が今より高齢化が進んで必要性が増したところで日本国内でさんざん長年かけて洗練されたサービス付き高齢者住宅のビジネスモデルを持って行けば大きな武器であり輸出可能な資産価値になりますねって事です。

 

3つ目ですが、前述二つに加えて未来への投資が容易になるという事は、子供たちにより良い教育を提供しやすくなるとかんがえると。

これからの子供たちの未来も明るいように思えてきます。

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三人の子供たちの父としては、どうしてこんなに教育って変わらないのかと非常に不安に思っていましたので、未来への投資の目が有ると思えるのは大きいです。

 

この『日本再興戦略』 落合陽一著ですが上記内容の他にも不必要にマスメディアに踊らされる事の不毛さや、拝金主義についての疑問の提起など興味深い内容盛りだくさんです。加えて言葉一つ一つの定義付け及び解説がとてもしっかりなされているので、読んでなんとなくわかった気になるって事が少ない良い本と感じました。

未来に希望が持てる一冊、ぜひおすすめです。