shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

ネット検索の発達でよくわからない怖さは無くなった?

青森県弘前市誓願寺には閻魔様と奪衣婆様がいらっしゃいます。

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子供の頃私はこの奪衣婆様がやたらと怖かった覚えがあります、

うちのばあちゃんはこの奪衣婆様を、なぜか『しおからばば様』と言っていたのですが。

子供の頃の私にとって正体不明のナゾの存在『しおからばば様』は閻魔様よりずっと怖かったです。なので、いろいろな大人に『しおからばば様』って何者なのって聞いてまわりました。そして、大人でも誰も知らなかったのがよりいっそう恐怖を深めました。

そもそも子供の頃は大人に対しての質問自体が間違っていたのですね。『誓願寺にいるしおからばば様』についてと質問すれば大人は誰か教えてくれたのかもしれません。

よく分からないものほど怖いってのはありませんか?

ところがところが、時代が変わってGoogle検索で『弘前市誓願寺』で検索して、たどっていくと、

 正体不明の存在だった『しおからばば様』は『奪衣婆様』だったという事はすぐにわかりました。

『奪衣婆様』といえば、うちの子供たちが好きで繰り返し何回も観ているアニメの『鬼灯の冷徹』にもキャラクターとして登場していましたな。

で、『奪衣婆様』別名を葬頭河婆(そうづかば)、正塚婆(しょうづかのばば)とも言われているそうでして、うちのばあちゃんが『しおからばば様』と呼んでいた由来もきっとこのあたりにあるなとネット検索からたどって判明です。

子供達に上の画像見せて『奪衣婆様』ホントは怖いんだよと言ってちょっと共感を求めてみたものの、「どこがこわいのかわからない」だそうでした。

幼稚園児がスマホタブレットにわからないことを質問する時代ですからね、的確に質問する力が大切になるのかなと思ったり。

ネット検索の発達でよくわからない怖さってのは過去のものになりつつあるのですかねってはなしでした。

 

 ついでにこの『弘前市誓願寺』桜祭りで有名な弘前公園からも近いので、お花見ついでなどの機会が有ればぜひ『奪衣婆様』に会いに行ってみてはいかがでしょう。