マインドフルダイエットには他にも依存関連の多くに応用が利きそうな有能さを感じます
無理なくやせる脳科学ダイエット 久賀谷 亮著 主婦の友社出版
興味をひかれる内容でした。
今までにも
何を食べるか?のダイエット法
炭水化物をあまりとらないようにしてみましょう、とか。
野菜中心の食事にする、とか。
タンパク質をしっかり、とって炭水化物とらないとか。
いろいろありましたね。
どう食べるか?のダイエット法
野菜から食べると食物繊維が糖質や脂質の吸収を緩やかにしたり減らしてくれる、など。
なんで食べるか?を追求したダイエット法は無かったですな。
なんで食べるか?どうして食べたいのか?についてしっかり考えられていないと、結局は『何を食べるか?のダイエット法』も『どう食べるか?のダイエット法』も我慢しなさいって、根性論に自制心頼りに行きつくわけですな。
人間生きるために食べなければいけないのは当然なのですが。
何で必要量以上に食べたくなる?どんな時についつい食べてしまう?
太らない脳を作りましょう。
食べる事には強い快感を伴う、これは生存のために、食べる事をおろそかにしないように脳がそうなっているということを前提として理解することが大事。
本当に今おなかが減っているから食べたいのかきちんと判断してから食べるようにする
今、にきちんと意識を向ける。
過去にとらわれずに
未来の不安の先取りをしないで
習慣的に食べてしまっている。(過去にとらわれている)
ストレスを感じた時に食べてしまっている。(過去にとらわれている)
明日の仕事の心配から食べてしまった。(未来の不安の先取り)
などをへらしていければ当然食事量は必要な量に減る。
内面の満たされなさから食事量が増えたりしている場合も有るって事ですね。
自分にやさしくすることも解決策として有効となり。
自分にやさしくなる方法について
・ゴールをなくしてみる。
・「こうでなくちゃ」(完璧主義をやめる)。
・いつもベストでいられない自分を許す(「ま、いいか」と言ってみる)。
・鏡に映るじぶんへ「よくやってるよ」「おつかれさま」と声をかける。
・ほめられたら「ありがとう」と言う(検挙さと自己卑下をはき違えない)。
・人からの批判としょうさんを額面どおりにとる(過大、過小にとらない)。
・親との関係を振り返る(じぶんへの厳しさのルーツがそこにあるなら、親と話す、自分が自分の親になる、などルーツを書き直す工夫をする)。
・自分をケアする(爪を切ったり、ご褒美をあげる)。
・主観的、社会的バイアスの色メガネをはずす(「日本人は自分を抑え、調和をみだすべきではない」、などの一定の価値観に縛られていないか?)。
・ありのままの自分を受け入れる。
結論ですが
ダイエット本として読んでみたのですが
この内容って。
内面の満たされなさが食事量の増加に結び付いている場合はダイエットに効果抜群でしょうし、食事量以外の何かに結び付いている場合はその対象に対する依存を断ち切る助けになるように思いますね。
多様な依存関連全般に応用の利く有効な手段のようにおもえますね。
マインドフルネスってものらしいのですが、仏教、茶道に起源を持ち宗教性やスピリチュアルな要素を除いて、脳科学、医学、生理学、精神医学、心理学などの分野で研究を進めて科学的効果を証明したものであるらしいのです。