shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

笛とねぷた祭りと少子化と

小4の娘が夏休みが始まる前に。

『もらった』と言って、

お祭りで使う横笛を持って帰ってきました。

ホイホイくれるものでもあるまいと、娘の同級生の親ネットワーク経由で情報収集すると、どうやら本当にクラス皆がもらったようで。

その横笛は地域の団体所有の物であったらしいのですが。

少子化で祭りのお囃子の笛の練習に来て欲しいと子供たちに呼びかけても人数が集まらず、小学4年生に所有している横笛を提供してお囃子の練習とお祭りに参加してほしいという意図であったのですかね(真相を確かめたわけではないですが)。

有るもの(横笛)を長めに祭りに参加できる年齢層に先行投資って発想は効果的なアイデアかもしれませんね。

子供たちにしてみれば自分の笛があるんだから練習、祭り行こうって自然に思えやすいでしょうし。

お祭りを企画、運営する側の大変さは想像を絶するものがありますね。

音楽自体は好きではあるものの、うまく出来ないとキレがちだったりするうちの娘ですが、たまにお囃子の笛の練習行っていました。

結局、そんなにうまく吹けないからと、お祭りには行くけど笛はやらないと言い出しましたが。

 

子供が行く以上は一緒にお祭り行ってその姿見たかったので

つい先日一緒に ねぷたの町内運行に行ってきました。

やっぱり、子供の参加が少ない。

そもそもの大人含めても参加人数が少ないです。

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地域のお祭りってのは、どこも大変なようですね。

むかし同じ青森でも南部地方住んでいた頃に聞きましたが。

お祭りの大きな出し物を道路を引っ張って運ぶのは道路交通法違反だと。

警察署の署長さんが変わったら禁止にされて、お祭り自体が困った事になった事が有ったそうです。昔は八戸市から祭りのだしを借りてきていたらしいのですが、それの移動が良くないと、問題視されたようでした。

実際津軽地方のお祭りでは事故が起こったりもまれにですがありましたし、特に子供たちにはいくらお祭りで楽しい気分でも注意して参加するように言ってきかせつつ、小さいうちは特に親も一緒に参加しないとですな。

 

地域のねぷたの町内運行。

町内運行というのは今年町内で作ったねぷたを町内をまわっておひろめするような感じのものなので、小さい規模のものです。

ですが、それでも、近頃は道路交通法の問題なのか、必ずパトカーの先導がついてくれますし、交通整理もきちんとしています(本格的な祭りの前にあちこちでこれがあるのだから警察さんも大忙しですね、お疲れ様です)。

親目線でお祭りに参加しているから、昔とは違うものが気になるだけで昔からであったのかもしれませんが。

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ついでに少し思ったのは。

ねぷた絵自体も昔とは少し変化しているように思えて面白いです。

伝統的な色彩デザインは受け継ぎつつ、構図の取り方は西洋画的な要素も感じられて、少しだけわかりやすくなったようにも思えたり。

祭りも変わる部分、変わらない部分、多様性が有って良いなと思います。

 

弘前ねぷた祭り、2019年の日程は8月1日~7日の7日間にわたって行われるようです。