育児は子供のためのみにあらず
育児はハイリスクノーリターンと誰かが言っていましたが。
脳科学的な根拠からは、育児のリターンはちゃんとあるみたいですよってはなしです。
オキシトシンというホルモンがあります、感情や行動を落ち着かせたり、互いの信頼関係を強化し夫婦や親子の絆を作りやすくする効果もあるとされ、その特徴から愛情ホルモンとも呼ばれているとのことです。
この、オキシトシンは愛情を持って誰かを育てれば、たとえそれが自分の子供でなくても分泌されるようです。
そして、オキシトシンには記憶や学習の能力を向上させる効果もあるようなのです。
育児ってのはその過程で親側に知らぬ間に結構なリターンが得られていたんだなと思いまして。ちょっとうれしくなってしまいました。
反抗期真っ盛りの長男に、反抗期さしかかりで発達障害の長女、自分が一番じゃないと納得できない次女ってな具合に、それぞれにいろいろ個性豊かなうちの子供たち。
手のかかる子ほどかわいいもので、毎日シッチャカメッチャカでパニック寸前のところを日々なんとかしのいでの育児って感じですが、間違いなく私は今楽しいのだと思います。
一人入院してた時に、育児やら家事ができない時間の苦しさは思い知りましたから。
なんとかしのげていたのもオキシトシンが分泌されて親側の記憶力や学習能力なんかの性能が底上げされてたからなんだねと考えると、良く出来ているものですなと感心してしまいます。
今の生活には忙しくはあっても充実感も十分すぎるくらい感じていますね。
オキシトシンについては
『科学がつきとめた「運のいい人」』 中野信子著
サンマーク文庫を参照しています。