shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

愛情ホルモン(オキシトシン)は場合によっては、イジメを誘発する原因にもなるようです

 愛情ホルモン、オキシトシン

感情や行動を落ち着かせたり、互いの信頼関係を強化し夫婦や親子の絆を作りやすくする効果もあるとされ、心理的、精神的なストレスも緩和されます。

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 で、この、オキシトシンには裏の側面もあるようなので少しと思いまして。

 

オキシトシンは、人の感情に直接的に作用して、愛情や絆仲間意識を作るホルモンであり、共同社会を構築するためには必要不可欠なホルモンだと言えます。

しかし、共同社会作りに欠かせない側面がある一方で、オキシトシンが仲間意識を高めすぎてしまうと、『妬み』、『疎外感情』も同時に高めてしまうという、負の側面をも持った物質であることもわかっています

 

オキシトシン自体は良いものでもわるいものでもなく、仲間を作るために必要だから分泌される。

仲間を大切にしようという気持ちと、そのために良い仲間を作ろう、良い仲間を選別しようという気持ちは表裏であり、後者が強くなることでいじめが発生しやすくなるのです。

 

過ぎたるは及ばざるが如し、可愛さ余って憎さ百倍の言葉のように、愛情や仲間意識の過剰が逆に、人間関係を壊してしまうことにもつながっているのです。

 

確かに押し付けの愛情や仲間意識って何とも言えないイヤな感じがするように感じたりしする私です。

「あなたの為を思って言っているんですよ」的な発言をする人はなんだか嫌な印象を受けたりしてましたが、この辺の発言には仲間を選別する意図があったりしたわけですな。空気読めないのでよく排斥されるわたしの主観ですがね。

 

「あなたの為を思って言っているんですよ」的な発言は私は自分が好きではないだけにしないし思う事もないです。

 

育児なんかも子供たちに積極的にかかわれる時間って、けっこう限られてると思うんですよね中学生くらいになれば子供は親とは嫌でも距離とりたがるものかと思い。

なら、結構貴重な時間だなと思ってました、結局は自分のためくらいに思ってのんびりかまえておくくらいが過剰な干渉につながらないためには良いのかなと思ったりしてます。

 

『ヒトは「いじめ」をやめられない』脳科学中野信子著 小学館新書