shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

おもしろい才能ってやつは有るとこにはあるものですね。

苦手な人からすれば、この人は何でそんなことが簡単にできるのかなって思う事ってありますな。

たとえばですが。

私は人の顔と名前を覚えるのに時間がかかるほうなので。

一度見聞きしただけで、それも短時間で人の顔と名前を覚えられる人はすごいと素直に思います。

 

そのあたり、うちの奥さんは休日に出かけたりしたときに、夕方に突然「今の人朝によったコンビニの店員さんだったよね」とか言いだしたりするのでびっくりさせられます。

テレビ番組を一緒に観ていても、「この役者さんだいぶ前の仮面ライダーに出てた人だよ」とかよく言います。私には番組が変わればさっぱりだったりします。

 

特にすごいと思うのは、子供たちの同級生の名前なんて当然のようにみんな知っていますし、運動会を見に行ったりするとほぼ全校生徒の名前を知っているようでした(いなかなので生徒自体がさほど多くはないが200人弱くらいはいます)これは素直にすごいと感心します。

 

コミュニケーション能力には男女差が有るとは言いますが、それにしても私は苦手なほうです(端的に言えばコミュ障気味です)。

うちの奥さんはこれまたすごかったりします。

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独身の頃二人で遊園地に行った時に、外国人の団体客が並んでいた後ろに並んだ事が有りました。

うちの奥さんは、さして英語が話せるわけではないのに、日本語と身振りだけで順番待ちが終わるころには外国人の団体客の皆さんと長年の友達だったかのようにコミュニケーションをとって笑いあっていました。

コミュニケーションをとりたいっていうアグレッシブさが有れば英語力は最重要ではないのかとも思わされました。

『イッテQ』の出川哲郎さんを見ているとなぜか奇妙な既視感を覚えるのですよね。

 

英語力もアグレッシブさも両方持ち合わせていない私としてはうらやましくいつも思っています。そして、ふしぎなことにそんな私はなぜか外国人の方に話しかけられる事がたびたびあります。道案内にしても、コンビニで何か探してるふうにたずねられても(なんで店員さんに聞かないかなー?と思った)、そもそもの目的地や欲しいものの単語が上手く聞き取れないと何とも難しかったりしますね。聞き返すにもこちらの語彙が足りない。

きっとうちの奥さんならアッサリ解決案件なのだとおもうのですよ。

そんなうちの奥さんですが、

私が片手で作れる料理が上手く作れなかったり。

急な思い付きで髪をバッサリ切って子供たちに泣かれたり。

活字を読むのが苦手だったり。

とにかく得意と苦手がハッキリした特徴的なおもしろい人です。

 そんなうちの奥さんに会わなければ、コミュ障ゴリラ(病んでだいぶ痩せたけど)の私なんぞは今も一人仕事だけして生きていた事でしょうて。

うちの子供たち、めでたい事に私に似て人の顔と名前を覚える事に関しては奥さん寄りで得意なようです。

 

せいぜい長男が似た人物名を少し混同しやすかったくらいです。

もう克服してきちんと覚えましたが『織田信長』と『織田信成どっちがどっちだったかわからなくなって困ってました。それくらいしかエピソードが思い出せないのが本当にありがたい。私なんて登場人物が多い小説読んでるとたまに人物ごっちゃになる事が有ったり。

 

長々と失礼いたしましたが、端的に要約すると、

才能に関しても隣の芝生は青く見える。

で、子供たちに自分の困った部分ではなく、奥さんの才能が遺伝してくれてよかったよかったってな話でした。