shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

左片麻痺な私ですが、乗馬体験行ってきました。

金谷沢サンクチュアリ乗馬倶楽部、青森県むつ市にあります

http://yumenowa.com/ksjc/

 に行ってきました。

f:id:shinmaimana:20190923201847j:plain

電話予約の時点で左片麻痺なんですが、だいじょうぶですかね?

ときいてみて、大丈夫との事でうかがいました。

これがまた、本当に親切にしていただきました。

当然一回ですんなり乗れはしなかったのですが。

馬に乗る際に使う足台の位置を何度も変えていただいたり足をかけるあぶみの高さを何回も調整していただいたりと本当にありがたかったです。

考えてみれば当然なのでしょうが、馬の背中の乗っている鞍についたあぶみに足をかけて片脚で自分の体重を支えて、反対側の脚は馬の体をまたがなくてはいけないとなれば。

そりゃあ、今まで体験した事のない片脚でのバランスも要求されますよね、乗らせてもらった馬のファイン君の落ち着きに救われました。

ファイン、センテンスという名前で競馬で3勝あげた事のある元競走馬なのだそうで。

大物の貫禄ってやつですな。

 

結局麻痺側に足台を少しななめに置いてもらって、

マヒしていない側をあぶみにかけて、体を倒して上半身を馬の体にあずけてしまうような姿勢のまま、麻痺側の脚はなんとか馬の体を越えました。

こうして書いていても不格好な乗り方ですな。

ところがファイン君、私がなかなか乗れなくて、もたもたしてても動じず、貫禄の落ち着きでした。(馬が落ち着かなくなってたら、途中であきらめてたかもなので、ファイン君には本当に感謝です)

乗馬倶楽部の職員さんも私がもたもたしても「落ちても責任とれんわぃ」となる事も無く、根気強く工夫して乗馬体験させていただけたこと本当に感謝です。

おかげさまで、体が不自由になってからでも、人生初の貴重な経験をさせていただくことができました。

 

 ちなみに、子供たち小6長男、小4長女は最初から難なくスイっと乗っていました。

小6長男、なんかは手綱とあぶみの操作方法を教えてもらって、左右指示通りの曲がる事ができていました、あれは見ていて出来たら楽しいだろうとおもいましたな。

 

 こちらの乗馬倶楽部今回うちの家族がお世話になったのは、話好きで話しやすいおっちゃんとその奥さんでしたが本当にていねいに対応してくれました、それだけに事前の予約はぜひお願いしたいとの事でした。馬の準備があるから、こまるようでしたね。

上に金谷沢サンクチュアリ乗馬倶楽部さんのURLを貼りましたので興味がおありの方はぜひ事前予約して行ってみてください。(HP見たと言えば料金割引もあります。)

 

体験させてもらいながらうかがいましたが、こちらの乗馬倶楽部ではVRの乗馬体験のデータ取りにも協力されたそうです。歩行困難になった高齢者の方もVR技術で乗馬の疑似体験がじきにできるようになるのでしょうね。きっと今回の私のように心躍る体験ができるかと思ったり。

 

家族みんなで乗馬体験を楽しませてもらったあと、直接手からニンジンをあげる経験も出来て。「馬の体って、もっと硬いのかと思ってたけど結構筋肉の部分も柔らかいんだねー、とか」家族ではよくファイン君の話題になります。乗馬体験以降すっかりファンになってしまいましたね。みんなそれぞれに心躍るいい体験をさせていただきました。