shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

感覚鈍麻に対しては習慣化して使う、動かすしかないのかと思ったり。

感覚鈍麻について。

私は左半身が麻痺していますがこの感覚の障害もしっかり出ています。

左半身の感覚は鈍麻(にぶくなっている)触った感じがわかりにくい。

 

私の場合ではありますが、入院中に、感覚がにぶくなっているなら痛みはどうかな?と採血の時に麻痺している側に針を刺してみてもらったら、痛覚はまるっきり正常だったり。この辺、なかなか面白いものですよね。

 

かなり頑張って動かして、左上肢も動き自体はそれなりには動かせるようになったものの。

この、ものを触った感覚がわかりずらいってのはなかなかに困ったもので、日常生活で麻痺している側の手の活用頻度はやっぱり少なくなりがちだったり。

これの対策は住環境と組み合わせて考えるしかないかと。

 

麻痺している側の手の仕事を決めてしまって、習慣化するのです。

ドアの開け閉めのドアノブ操作だったり、洗面所の蛇口の操作だったり、トイレの水を流すボタン操作だったりは必ず麻痺している側の手でと。常に何かザラザラした質感のものを触っているように意識してみたり。こんな感じで麻痺した現状の上肢機能で可能な事と生活場面で行なえる事をフィッチングして習慣化してしまうのですよ。

下の画像は駄菓子屋さんで安く売ってた容器に乾燥した豆をたくさん入れたもの。

テレビを観たりする時は、この中に手を入れてひたすら指を動かしてたりするよう習慣にして自主トレしてました。(感覚刺激を入力する目的で訓練としてやっていました)

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私の場合はそうしないとなかなか麻痺している側の手は活用頻度が低く、すると、動きも、感覚も機能的な向上は見込めにくいですからね。悪循環です。どこかで断ち切らないとと思ったなら、活用するように習慣化するしかないですね。

 

自主トレとしてでは、なかなかモチベーション続くものではないので、生活の中に麻痺側の手の活用場面を意識づけしてしまって習慣化するのが良いのかなと思ったりしています。

 

実践していて、完全に感覚が元通りに戻ったわけではありませんが、効果が実感できた方法ではあったので紹介でした。

一応訪問リハの作業療法士してた時期が一番長かったもので思うところで有ったりしました。