shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

リハビリテーションを提供していた利用者さんの入所について。

現在パートで、作業療法士としてデイケア勤務している私です。

たまに強い無力感を味わうことがあります。

 

デイケアなので介護保険認定された利用者さん達が通いで利用されているわけですが。ほとんどは在宅からの通いです。

 

個人個人の利用者さんに合わせたリハビリテーションを提供しているわけですが、在宅での不自由が生じないように、もしくは、すでに生じている不自由は解消していけるように、筋力の維持向上や痛みのフォローには気を使っています。

ご家族さんの意向や、本人の希望などから在宅生活に不安を持った際に入所(泊まり)サービスに移行する事が有ります。

それ自体に問題は無いのですが。

 

だいたいの利用者さんや家族さんは特別養護老人ホームと介護老人保健施設の違いはわからなくて当然と思うのですよ。

『歩くのに不安が有る』、『認知機能に不安が有る』などの理由から入所サービスを希望される方に対して、介護保険サービスを紹介する担当のケアマネジャーさんには、せめてリハビリテーションスタッフがいる介護老人保健施設を選択するなどの配慮が欲しいと思ったり。

根本原因になった『歩くのに不安が有る』、『認知機能に不安が有る』などに対して何らかの働きかけが無いと、必然的に活動機会は低下して、機能的にドンドン低下していくように思うのです。

f:id:shinmaimana:20191003165116p:plain

『介護老人保健施設』に『訪問リハビリテーション』に『病院』に『デイケア』といろいろな職場で仕事をしてきて、在宅生活が出来ていた利用者さんも『特別養護老人ホーム』に入所後短期間で機能的に低下したという話を何件か聞いたもので、ケアマネジャーさんが入所先を紹介するにあたって選択基準としてリハビリテーションの有無とその方の場合の必要性について、サービスの選択にあたって説明が有ったらいいなと思ったりしました。

 

ただ、私も介護保険が開始した年から作業療法士しているもので、仲良くさせていただいたケアマネジャーの方もたくさんいました、いろいろな介護保険サービスを組み合わせて個々の利用者さんに適切な形を組み立てるケアマネジャーさんはすごいといつも思っています。

担当者会議の時間なども、その利用者さんにサービス提供している事業所がみんな集まれることは少ないですし、介護保険サービスの形態の違いの一般的な認知度の向上であったり、もう少しベターなかたちは無いものかと、介護保険もしょっちゅう改正してるんだから、やたらと書類増やすだけじゃなくてもう少し質的な部分に結び付く事をやってほしいですやね。

 

と、ケアマネジャーの試験を一回受けてみて落ちた経験の有る私でした。

自動車免許が無い身では再挑戦してケアマネジャーの資格とってもな~と理由つけて再戦からは逃げてました。