発語量と嚥下のはなしです
男女では会話の「量」が違います。 米メリーランド大学の研究結果によると、男性が1日に発する単語数は平均7,000語。 一方、女性の場合は平均20,000語――およそ3倍もの単語数を発しているといいます。
下のURL様参照ですが3倍はすごい差ですな。
アメリカの研究なので、ベースとなる言語も違えば文化も異なるし、そのまま日本人に当てはまるかは若干疑問は有りますが。
http://bookstand.webdoku.jp/news/2015/06/10/073000.html
突然発語の量が男女で3倍も違うってところから入りましたが、何が言いたいかと嚥下機能なんかはこの発語の量に大きく影響を受けるって事ですな。
嚥下に関しては同じリハビリテーション専門職でも言語聴覚療法士(ST)さんが専門だったりします。なので以前ガッツリ教えてもらった。
私は作業療法士なのですが、訪問リハも長い事やっていたもので嚥下に関しても必要に迫られてある程度は勉強しました。在宅でリハビリテーションサービスを提供するには、パルスオキシメーターというSPO2を測定する機械を携帯して、http://chuo.kcho.jp/original/clinicallabo/shin_hai/spo2/SPO2.html
上URL様は経皮的動脈血酸素飽和度 (SPO2)について
呼吸状態を把握しつつ、そのリスクに直結する嚥下状態、肺雑音の聴診、排痰法なんかもできる何でも屋さんじゃないとリスク管理が出来ずつとまらなかったのですよ。
でまあ、話は戻りますが。
嚥下のはなしです。
むせない事が必ずしも良い事ではありません。むせを伴わない静的な誤嚥も有るからですな。むせないで安全に(SPO2値の低下とかなく)食べれているならそれが一番いいんですがね。
むせる事は、異物が気管に入ったことをきちんと正常に判断して排除しようとする防御反応だったりします。
異物が気管に入った際に、異物を排除できる必要十分な呼気の強さでむせる事ができるのは重要な事だったり。
これがしっかり出来ないという事は気管内に異物が入り込む事を許す事になりますからね。(SPO2値は低下しますな)、で誤嚥性肺炎につながったりもする。
でまあ、最後に、たくさん話すという事も吸気、呼気の観点から十分な強さのむせを起こすためには重要な訓練になるかと思います。
http://www.swallow-web.com/n-engeriha/pdf/kihonchekkurisuto_engekinou_kyojaku.pdf
上URL様でもデータとして男性の方が女性より嚥下機能が低い傾向が認められるとありました。
口腔ケアの不十分さからの、だ液誤嚥による誤嚥性肺炎もリスクが高いように思ったり、口腔内衛生に気を使うのも男性より女性の方が多いように思いましたしね。
たくさんコミュニケーションの機会を持つという事は誤嚥性肺炎のリスク軽減には有効な手段かと思われます。
はい、うちの場合なんかだと私の1週間の発語量はうちの奥さんの1日の発語量にも足りないかと思われ。
いかんですな~私、誤嚥性肺炎のリスク高いわ~。
今からでもコミュ障なおしてできるだけ話すようにしないとですな。