作業療法士の臨床実習も昔と今では少し変わったみたいですねって話です。
寒くなってくると思い出したりします。
リハビリテーション専門職の作業療法士をしている私なんですが。
学生の頃、自他ともに認める感じでダメな学生でした。(今でも自分がセラピストとして優秀とは全く思いませんが学生の頃よりは若干なら、ましになれたかと思ってたり)
この作業療法士の養成校で寒い時期に、最初の実際の現場での実習(評価実習)が3週間有りました。
寒い時期に、よりによって私の実習先の病院は北海道の旭川市でした。
指導者の先生は厳しかったですけど、これだけ時間が経った今でも勉強になったと思える良い実習先でした。
評価実習の3週間なんてアッという間ですから、見て学んだことを何とか自分なりに消化しようとするのに精一杯で期間が終わってしまいました、アッというでしたね。
きびしい言葉で指導されつつ、自分の勉強不足と甘さを思い知るいい機会になりました。
1週間のトータル睡眠時間が7時間とかでも人間何とか大丈夫なんだなってのを、この期間で私は身をもって知りました。たまには、体をこわさない程度に思いっきり頑張ってみるってのも良い事なのかもと知ったのもこの時でした。
ちなみに、私は実習の指導者として学生さんに教えた事は数回しか経験が無かったりしますが、同期の作業療法士と最近の実習について話したりすると、近頃は、自分たちの頃のように遅くまで実習生さんを居残りさせたりしてはダメな事になっているみたいです。パワハラ扱いになってもダメだから、きびしい言葉で指導するのもダメみたいですな。
私みたいに実習やら現場じゃないと真っ当になれないやつもいるんですがね。
みんながみんな座学だけで全部理解できちゃう、できる子ちゃんではないのでは?と思ったり。
なら、私のようなタイプのやつは、実習の現場で厳しい言葉で指導されようが、遅くまで残されようが死に物狂いでがんばる機会が与えられないとずっと残念なままで、成長の機会を失ってしまうのではとも思ったり。
なんにせよ、どんなセラピストに担当されてリハビリテーションを受けても金額的には同一なんですよね。
で、作業療法士は女性の比率の方が高い職業だったりしますが、前に一緒に仕事をした作業療法士さんなんかは結婚して子供が小さいと勉強したくても時間がなかなか持てないと言っていました。
どこかでやっぱり本人が苦労することになるのだと思うので、その人次第、個人個人みんな違うのだから、学生の頃に『若い頃の苦労』を奪う様に決めてしまうのはいかがなものか思った次第でした。
※いやまあ、確かに臨床実習がしんどかったりするのは確かですが。
過ぎてしまえば思い出ですよ。