ローカルアルバイトな話です。
青森県在住歴が年齢とイコールな私ですが。津軽地方にも南部地方にもそれなりに長く住んで仕事していたので、同僚から聞いた
ローカル色の強い、その土地ならではのバイト話はおもしろかったと思いましてね。
たとえば、県内でもホタテ貝の養殖で有名な平内町というところの出身者さんによると、ホタテ貝のミミズリなるアルバイトがあるらしいです。
聞くところによると、このミミズリは、ホタテ貝をひもでつなぐ作業で、このひもでつないだ状態で海につるして養殖するのだそうです。
私が十和田市で仕事をしていた際に男子休憩室で聞いたローカルなバイトの話もなかなかにおもしろくてですね。
ちなみにこの十和田市と、おとなりの六戸町はタバコの畑が結構に多かったり。
たばこはピンク色の小さめの花をいくつもたけるのですが、これがまた養分は葉の方に全ていってほしいという理由から、咲いたそばからすぐに摘み取らないとなんです。
上は版権フリーサイト様で見つけたタバコの花の画像です。咲いたそばからすぐに摘み取られるのでかなり見る機会が少ないものかと思ったり。
喫煙部屋の休憩室でタバコを吸いつつ聞いた話ですが、タバコ畑でもけっこうバイトはあったそうで、バイトの休憩時間には細かく細断する前の乾燥させてあるだけの一枚の葉っぱの状態から葉巻きタバコを自作して一服できたのだそうです。⇠おそろしく体に悪いのではと思ったものでした。
で、私が生まれ育った弘前市などはリンゴの産地だったりしますが。
このリンゴ関係はリンゴ農家に生まれた人や、それなりに知識がないとヘタに手伝おうとしてもじゃまになる場合も有るらしいです。
赤いリンゴは果実の周囲の葉を取ってまんべんなく日光を当てないと果実の色にむらが出来てしまうので手間がかかるらしいのですが、この葉を取る作業も熟練していないと、どこの葉をどの程度とって良いものかなんてなかなかわかるものではありませんし。
画像貼ってみましたが、お日さまの位置は当然変わりますからどの葉をとるのが正解?ってなりますな。リンゴ農家さんにある程度の期間教わらないとわからないと思います。
リンゴもぎ作業でもツルがとれてしまうとリンゴは商品価値が大きく下がってしまうらしくやはり熟練の技術が必要だったりするようで。
農家の高齢化に伴って、黄色いリンゴ(色むらの心配がないので果実の周囲の葉を取る必要がない)の生産量が増えているというのもおもしろいですね。マンパワーが足りないなら、少しでも手のかからない品種を作れば良いじゃないってリンゴ農家さんの姿勢に作り続けるしって気合がうかがえる気がします。