shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

介護予防と介護保険サービスの充実双方が両翼として大事のように思いますって話でした。

介護保険について、その成り立ちから、ドイツでやってはみたものの破綻した制度の介護保険を日本に合わせた形に再構築して走りながら完成させる制度として始まった日本の介護保険ですが。

この制度が始まる際には医療関係者はどんなもんかと思っていたみたいです←私は作業療法士で医療職なのですが、人事な書き方になっているのは、介護保険が始まった年から仕事をしている為その節目を肌で感じているとはいいがたいからなのです。

ですが、現場にいれば様々な混乱は見聞きしました。

建物の施設基準、職員の人員要項さえみたしていれば参入可能だというならばと

ノウハウのない分野の経営者もこれからは高齢化の時代だと介護分野に参入し、結構な混乱があったようです。

新規利用者確保のために他の施設の送迎を外で待っている使用者さんを契約していないのに送迎者にのせて連れて行ってしまうような施設があったり。

上画像のような車椅子用の送迎車等は介助で乗せられたら自分では降りられないし、拉致じゃないかと当時の同僚と話したものでした。(現在はまずありえない事と思いますがね)

制度としてきちんと確立されていなっかった、介護保険を開始当初の当時、使え使えと風呂敷を広げた結果、上記のようなおかしな業者も出現し、きちんとした業者だけが生き残る様に法改正のたびに書類は増え続けましたね(見極める基準が監査で書類を見るしかないというのは理解できます)。

結果、業務の質的な部分すら圧迫する現状はいかがなものか。

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019111702000144.html

で前置きがおそろしく長くなりましたが本題として、上URL様によりますとこれからは介護予防に力を入れたいとの事。

おおせのままに、さいでっかと言いたくなってしまったり。

要介護から要支援まで回復するのが、基礎疾患にもよるにせよどれくらい大変かって話ですな。

この場合大変なのは本人さんはもちろん、在宅生活をされているのであればご家族。

関わる多くの職種の皆さんですね。

介護度を改善していく、言うは簡単ですよね。

その利用者さんの生活の質的な部分の一つ一つの出来ない事を出来るにして生活に定着するまで根気強くサポートですから今期もマンパワーもいります、私はリハビリテーション専門職の作業療法士ですが自分一人の仕事で利用者さんの生活の部分が改善出来たと思った事はありません、あくまでいろいろな職業の協力有って成立するチームアプローチと思っています。

 

結論として

 

 お金がないからって理由の自立偏重は違うよね。

要介護状態のならないため予防に力を入れつつ。

現状足りないマンパワーで必死に頑張っている介護保険の現場に対してお金ないから頑張ったら評価するよ~って。

 

ちゃんとやったら加算、場合によっては減算しちゃうよってな具合に余計な書類仕事を持ってきおって。より現場重視で書類減らせる配慮をして欲しいですがね。

 

介護報酬減で収益が減れば、介護保険関連職種に就きたい人も減るでしょう、質も落ちますでしようにと思ったり。

 

要介護状態のならないための予防に力を入れつつ。

現状足りないマンパワーで必死に頑張っている介護保険の現場どう頑張ってるかをせめて評価して欲しい。

どちらか偏重ではなく、両方がうまく機能していないと介護保険制度自体飛び続けることが出来ずに落ちていく事になるのではと思う次第でした。