shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

住宅改修の具体例についてな話です。

na住宅改修に関しては公的な補助を受ける方法として、介護保険制度を利用する方法と身障者手帳を利用する方法の2つが有ります。

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 上は以前に手すりの改修について書いたものですが。

 

私自身、住宅改修に何度か関わって思いましたが、やっはり住んでいる家に手を加える事に抵抗がある方も多かったりしました。

セラピストとして考えれば、この患者さんが在宅で生活する場合は住宅改修は必要、と思えるば場合でも同居のご家族さんが良しとしない場合も有ったりします。

セラピストは常に患者さん、利用者さんにとって生活しやすいように改修の提案をしますが、ご家族さんにとっても当然生活空間なわけで、あまり多く手を加えるような改修は受け入れられない事も多かったです。

 

バリアフリーがバリアを作る(バリアフリーに整備された環境での生活に慣れてしまうと整備されていない環境で動けないって感じですね)という考えもありますし、自由宅改修は必要な部分に最低限がベストとは思っています。

 

そこで、私自身左半身マヒになって長期入院後、退院前に申請して身障者手帳の制度を活用させていただいて、住宅改修をしましたので、一番大きな改修箇所の玄関に設置した折りたたみ椅子の画像を貼っておこうかと思いましてね。

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このタイプの折りたたみ椅子は画像のように壁際に折りたたんでしまえば厚さ3cm程度なのでじゃまにはならないかと思います。

画像中央の銀色の把手を引っ張ると簡単に引き出せて(うちの4歳児でも危険なく操作可能)、安定感も抜群です。

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玄関での靴と装具の着脱にはこの玄関椅子が無いと少し不自由だったりします。

 

外出先で靴を脱ぐ機会が有る事を想定すると、床で装具や靴の着脱が出来て床からの立ち上がりが出来るように練習しておければ万全ですが、やっぱり家から出て長距離を歩く場合などできるかぎりセッティングは万全にしておきたいところです。

 

住宅改修ためらわれる理由として聞いた事が有るのは。

・改修した部分の見栄えが悪くなるように思う

・じゃまになるように思う

ってな理由が主でしたが、上に実際の行ったわが家の改修後の画像をはりましたがさほど心配する事はありませんし。

使える制度は活用させていただいて不自由を解消して、外出機会を多く持ちたいですね。