shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

デイケアの作業活動で簡単ミニ門松を作りました。

デイケア、作業活動で簡単ミニ門松を作りました。

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材料は

・工作用の円柱芯材(今回はDaisoで購入しましたが、ラップやアルミホイルの芯でも良いかと)

・芯材を緑色に着色する物(今回はDaisoの緑色のマスキングテープを使いましたが時間が有る場合は塗料を塗っても良いかと)、使ったマスキングテープは画像左下の物

・土台部分を形成する物(今回は手芸用アイス棒)+ガムテープ

・厚紙、折り紙(土台と竹の間の部分)松のワサワサした部分になります

 針金(固定用)輪ゴムやテープでも代用可能かと

 

準備も簡単で事前準備は

・門松の竹部分になる円柱の芯材を斜めに切っておく

 利用者さんに切ってもらおうかとも考えたが素材が硬いにせよ柔らかいにせよカッターで斜めに切断する工程が危険かと判断、念のため事前に準備しておきました。

 

行程としては

・下準備しておいた円柱の芯材にマスキングテープを巻いて、はみ出した部分のテープはカット(もしくは緑に着色)長さの異なる物を3つ作成したら、輪ゴム等でまとめて一時的に固定。

 

・縦に隙間なく連ねて並べたアイス棒をガムテープで固定。

固定(ガムテープの面)が裏になる様にして三本束ねた芯材(斜めに切ってある方が上になる様にして下の方に)に巻き付ける。

 

・厚紙をギザギザの楕円に切ってもらってから黄緑の折り紙に張り付けて厚紙に沿って切る

飾りの梅を作ります上画像の大きい梅は上の動画の方法で作ったもの、小さいものは折り紙をパンチで抜いて五枚花びらの形に海苔で貼りつけたものです。

飾り付けが終わったらベースにしている厚紙の裏にテープで針金を固定。

針金の両端を束ねた芯材に回して、ねじって固定。

 

それぞれのパーツを作成して組み立てる感じになります。

順番的にはどこから作っても良いとは思いますが、一番のベースになるのは三本の竹の部分なのでそれが出来たら、順に作成したパーツを取り付けていくと出来上がりは良いかもですね。

 

作業活動の目的としては

複数行程にわたる作業を行う事で前頭前野に働きかけて認知機能維持向上に努めたいと思いましてね。

下URL様は前頭前野についてですが、

https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%89%8D%E9%A0%AD%E5%89%8D%E9%87%8E

前頭前野は系統発生 的にヒトで最もよく発達した脳部位であるとともに,個体発生的には最も遅く成熟する脳部位である。一方老化に伴って最も早く機能低下が起こる部位の一つでもある。(上URL様より引用)とされています。

前頭葉は行動を起こす意欲等にも関わる部位だけに機能の低下は避けたいところですが、機能低下しやすい部位ともされていますので、可能な限りしっかり働きかけるような活動機会を持ちたいところですね。

 

上URL様によりますと、前頭前野の果たしている機能は実に多様です。

このような複数行程を持つ作業活動は機能維持、向上に有意義かと思いましてね。

もちろん、取り組む方の適した難易度の作業活動選択が必須にはなりますが、比較的難易度調整もし易く、参加人数も一人で作成しても、グループで強力して一つ作成しても良いかと思いますし、コスパも悪くないので、少し行った作業活動をピックアップしてみた次第でした。