方言と認知機能テスト
私の住んでいる地方はえげつないくらい方言がきつい事で有名な地方です。
いゃ、まぁ、青森県の津軽地方なんですがね。地上波のテレビ番組で地元の人がでると必ず字幕が付く『津軽弁』を使う地方です。
私自身、子供の頃、親戚の不幸のため他県に電車で行った際、電車内で何も考えずにいとこと津軽弁で話していたら、指をさされて「外国人だ」と言われた事を強烈に覚えてます。
上の津軽弁で会話している動画は100万再生なのだそうです。
難しいとコメントされていましたが。
私は、すべてとまでは言わなくてもだいたいの内容は理解できます。
ついでに言えば、この会話に途中参加する自信も有ります。
津軽弁がキツイ方とコミュニケーションをとる場合、地方でも放送されているテレビ番組なんかは当然標準語なわけですから標準語で話しかけた内容は普通に理解していただけます。
問題になるのはヒアリング能力面ですね。
ちなみに私の勤務しているデイケアでは上動画レベルの津軽弁があちこちで飛びかいます。
ちなみに年齢層も高いので聴力的にも低下している方も中にはいて、場合によっては意思疎通に全身全霊を注ぐ必要があったり、なかなかの緊張感です。
業務でも認知機能テストは重要だったりしますが。
長谷川式認知症スケール 下に書式
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tool/pdf/tool_05.pdf
MMSE 下に書式
http://www.shizuokamind.org/wp-content/uploads/2013/10/MMSE.pdf
等のスケールを用いた検査は、おそろしく時間がかかる場合もあります。
時間かけて話をうかがう中からみえてくるものは多いですから。
時間が有る時は許す限りお話をうかがうようにしていますが、質問形式が指定されている形式に則った認知機能テストなんかの場合はいかがなものか『この答は正答なんだろうかと?』と方言で迷う事も多かったりします。
重要なのは認知機能の、どの部分が保たれていて、低下しているのはどこかを把握したうえで、
生活上どう影響しているか照らし合わせて理解する事ですから、
点数自体には固執する必要はないのですがね。
とまぁ、利用者さんが話している内容が理解出来ないとその方の認知機能を正しく把握するのは難しくなりますので、その地域の方言のヒアリングは重要になりますなって話しでした。