shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

40過ぎまで給料の決まり方について知らなかったって話しです。

人生格差はこれで決まる働き方の損益分岐点 小暮太一著 講談社+α文庫』についてですが。

この本、のんびり時間をかけて楽しんで読みましたが。

自分が理解していなかったこと。

カン違いしていたことがたくさんありました。

 

私がこの本を読むまで大きくカン違いしていた事の中に。

給料はなぜその金額なのかという項目がありました。

給料はそもそも努力や成果がベースではなかった。

(もちろん、会社によってはあげた成果以外はみないで給料が決まる所も有るかもしれませんが、それはそれで大変そうですね。)

 

経済学的に見れば労働力も商品と考えられる。

では、何が給料のベースに?→明日も同じように働くために必要な経費のみであり、

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給料の正体は

労働力を再生産するために(明日も同じように働くために)食事をとらなければならないので、会社は食事の分だけ給料としてお金をくれる。

労働力を再生産するために(明日も同じように働くために)休息をとらなければならないので、会社は家賃の分だけ給料としてお金をくれる。

労働力を再生産するために(明日も同じように働くために)衣服を着なければならないので、会社は洋服代の分だけ給料としてお金をくれる。

このように考えると、労働者は明日も同じように働くために必要な分しかもらっていないとなります。

また、社会一般的に「ひと月に数回は飲みに行かないとやってられない」と考えられていたとしたら、その飲み代も必要経費として給料に上乗せされます。

私たちの給料はこのように必要経費の積み重ねによって決まっている。

とありました。

必用経費を支給してもらっているのですから、月末にいつの間にかお金がない状態も納得です。明日も同じように働くために必要最低限しかもらえていないのですから。

↑資本主義の仕組みおそるべし、高給をもらっている人でも私のような薄給でもこの給料の仕組みは一緒って事のようです。

 

徹底してそうなのだとするなら身も蓋も救いもない話ですが、例としてあげられていた通勤手当がわかりやすかったですが、通勤手当として10000円支給されていたとしてうち5000円通勤に使ったなら残り5000円はうく計算になります。

社会一般的にそう考えられている為必要経費として給料に上乗せされているものも、あくまで社会一般的になのでそれを超えて使うも抑えて使わないも自分次第なのですね。

周囲に流されるままに支給された給料を使っていればいつの間にか月末にお金がないって状況になるのも納得って話しでした。←資本主義、計算されつくされ過ぎてて、私は正直恐ろしいと思いましたさ。