『ヤツメウナギ』食材の記憶から特定の人について思い出す事も有ったりって話でした。
少し前の仕事帰りの事。
職場の近くの居酒屋さんのドアに手書きで『ヤツメウナギ有ります』と書いた張り紙がしてありました。
端的に事実だけをのべるならそれだけで終る話なのですが。
『ヤツメウナギ』か~、えらくなつかしいなといろいろ思い出してしまいました。
私の母方の祖母は生前自宅の一部を改装して、ヤツメウナギを自分でさばいて炭火で焼いてお酒と一緒に提供するお店を営業していました。
現在に至るまでここまで平時にアクセルを常にべた踏みしているような、いつも全力で生きていた元気な祖母でした。私は子供の頃ひそかにばあちゃんは新種の妖怪か何かに違いないと失礼な事を思っていたものでした。
子供の頃祖母の所に遊びに行くと生きているヤツメウナギが大きなバケツにたくさん入っていてあまりに不思議な生き物でおそるおそる触ったものでしたが。
https://kurashi-no.jp/I0019234
上URL様にヤツメウナギについて詳しく記載されていました。
ウナギとは呼ばれているものの、厳密には魚類ではないようですね。
無顎類なのだそうで、生きた化石とも言われるほど古くから生育している種族のようです。吸血生物らしいです。下画像がヤツメウナギです。
いやいや、ばあちゃん、吸血生物がたくさん入っているバケツに孫が手を入れようとしたらとめようよ。
30年以上前の記憶ながら、香ばしく炭火で焼いたヤツメウナギは身がしっかりした弾力が有って、味がしっかりしていて美味しかったなと思い出してみたり。
基本的に食べたいものは自分で作る、作れない、素材が手に入らないものは欲しがらない主義な私ですが久しぶり(初かな?)に主義に反して食べたいと思うものに思いをはせてみました。
私もいろいろ料理は手作りするのですが、子供たちが思い出してくれるようなインパクトの有る一品を作るにはいまだ至っていないなと、精進せねばと思うところでありました。