当然新型コロナウイルスはこわいが廃用症候群もこわいって話です。
デイケアでも新型コロナウイルスの陽性が確認されたところがありましたね。
私の勤めているデイケアは小規模デイケアで利用者さん間の距離も近くならないように配慮出来るスペース的な余裕もある利用人数自体が多くないところなのですが、このデイケアでも陽性確認されたというのはひそかに恐れていた事態だったりします。
うちの県でもとうとう新型コロナウイルスの陽性の方が確認されました、とはいえ当分はうちの職場のデイケアは通常業務が可能かとは思いますが、やはり先行きに対しての危機感は高まりますな。
どこであってもこれで、高齢者のデイケアが一定期間休止になったりした場合、リハビリテーション専門職としてこわいのは、休止期間で活動量が低下した利用者さんの機能低下です。
https://www.irs.jp/article/?p=483
上URL様は廃用症候群についてですが
特に高齢者はその現象が顕著です。1週間寝たままの状態を続けると、10~15%程度の筋力低下がおこるとされます。
あくまで寝たままの状態を続けるとって場合ではありますが、新型コロナウイルスの感染がこわいと引きこもってばかりいるとこれまたリスキーな話ですね。
自主トレの指導なんかもしてはいますが、まぁあまりやってはくれませんので、やっぱり活動量を確保して欲しいと思うところです。
ちなみにデイケア自体でも予防に努めつつ。
さらに、呼吸器感染症の基礎疾患のある利用者さんは主治医さんから当面指示があるまでは利用休止するようにと指示が出ていたりするので、だいぶリスク軽減に努められているようには思います。
(1)換気の悪い密閉空間(定期的に換気する)
※こちら青森はいまだ雪が時折ちらつくので窓を開けると寒いと不満の声も聞こえますが、暖房を使いつつどうにかするしかないところです
(2)多くの人が密集(席の間隔をあけるように配慮)
※これはあらかじめ席の間隔を広くとって椅子を配置しておけば椅子を自ら動かす方はまずおられないので対応が行いやすいです
(3)近距離での会話や発声(向かい合っての近距離の会話に配慮)
※これは他の利用者さんとの会話を楽しみに来られている方も多いので難しいところですが上の(2)の席の配置を工夫する事である程度のリスク軽減になっているかと。
とにかく上三つの条件が重なると良くないようなので。
万全とは思えませんが何とか可能な限りそれぞれ対策して配慮しています。
なんとか継続してデイケアに来ていただいて機能維持向上に努められたら幸いです。