付加価値な話でした。
https://ytranking.net/blog/archives/24220
上URLは、DaiGoさん自身過去に『転売による小銭稼ぎ』を堂々と推奨していたんですよ、とするライターの発言を紹介していて、その週刊誌記者を訴訟するというものですが。
上記事の中に、
2年前の動画でDaiGoが「オークションを例に出し『まだみんなが価値を見出していないものでそのへんにいっぱいある物を売るといいよ』と断言している。」として、転売を「推奨しているように思えてしまいますね」と結論付けました。とあるんですが何でこれが転売推奨見とれるんでしょう。
人の発言って曲解しようとすればできるものなんだな~と思いましてね。
『まだみんなが価値を見出していないものでそのへんにいっぱいある物を売るといいよ』って発言の意図は私には現状多くの人がが価値を見いだしていないものに自分の自分の知識でもって新たな使い道だったり加工方法だったり、でもって付加価値を加えて売れれば良いねと言っているように思うのですがね。
付加価値でそのへんにいっぱいある物の価値が大きく変わった極端な例ですが。
ボーキサイトなどは言わずと知れたアルミニウムの元となる鉱石ですが
https://www.aluminum.or.jp/basic/alumiprocess.html
加工方法が確立される事で価値が大きく変わったものです。
ダイヤモンドなんかも加工技術が確立されるまでは工業用として用いられていただけで高価な石ではなかった頃もあるそうですしね。
加工技術が確立された後の商業的な戦略としても上手く売り出した石のようですね。
実際には一定の方向からの力によって割るし、炭素なので燃える、でもコピーは『永遠の輝き』うまいコピーと流通のコントロール、値段の高さは必ずしも希少価値によるところでもなかったようですな。
そのもの自体は変わらず、所変わって価値が変わったものもあります。
浮世絵などは現在では世界的に価値を認められていますが、もともと大衆芸術として多く作られていたものだけに国内では、大切に長く保存されることは少なかったようですね。
ですが、
鎖国が続く江戸時代、唯一の貿易先のオランダから西洋に陶器などを輸出する際、緩衝材として浮世絵で包まれていました。
その浮世絵を見た西洋人は、その独特の色彩と構図に驚きました。
そして1867年、フランスのパリで開催された万国博覧会に日本の工芸品や浮世絵が多数展示されると大きな反響を呼び、日本趣味、いわゆる”ジャポニズム”ブームが巻き起こりました。
これもまさにみんながまだ価値を見出していないものでそのへんにいっぱいある物が新たな価値を獲得した例のように思えます。
で、私自身DaiGoさんの著書は好きで何冊も読ませていただいて。
『まだみんなが価値を見出していないものでそのへんにいっぱいある物を売るといいよ』の意図するところは、
歴史的な物で言うならボーキサイトやダイヤモンド、浮世絵なんかのように付加価値によって価値が大きく変わるというものを指しているのかなと思いましたが。
現状ある物の価値に何も加えることなく、むしろ流通の流れを滞らせる転売推奨という発想は著書と照らし合わせると違和感が大きいし発言をこうも曲解されたら面白くないのは必然と思います。