shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

子供の視覚、聴覚の過敏さも才能に変わってくれる時が来てくれたらな~と願ってます

発達障害と診断されてだいぶたったうちの長女ですが。

 

聴覚刺激にやや過敏なところがあったり。

一度気になってしまうと雑音(高い音域の音)なんかが気になってやりたいことに集中出来にくいとか。

 

視覚刺激にもやや過敏なところがあったり。

小さなつぶつぶが密集しているものとかは目に入ったり、意識してしまうと嫌で仕方ないとか。

 

この辺の特性は薄れることなくいまだ苦手なままだったりします。

 

つい先日も、かたつむりの話が咄嗟に出て映像が浮かんでしまい困ってしまったとの事。

下のイラストのようによく見るとかたつむりの体の部分って小さなつぶつぶが密集した模様のようなものがありますよね。

これって、通常なら『かたつむり』って単語から苦手な小さなつぶつぶの密集に結びつかないだろうと思うんですが、長女の中では簡単に結びついたって事らしいんですよね。

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こう言っては長女に申し訳ないが、面白い。

というのも、これはそれだけ普段からよくものを観察しているってことですよね。

『芸術家にとって自然の中に醜いものは存在しない』とはロダンの言葉だそうですが。

よく見えて、よく聞こえているがゆえに伴う感情を含む情報の処理が現状では追いつかずに本人としては困っているのでしょうから。

苦手なものの部分ではなくもう少し大きく全体を意識出来るようになれたら楽になるのかもしれないですな。

これは情報が処理しきれるようになりさえすれば一転して才能として開花するのかもしれないななどと、

ミュシャの絵画で人物の周囲に描かれた植物の精緻さなんかを思い出して考えてみたりしておりました。

本人としては相当な苦しみの中にいるので、可能な限り共感してあげつつ、サポートできるのは「よく観察出来て聞こえているだけに苦手なものが少しだけ多いんだと思う、あとは、好きな事とかを通してでいいから集中力を上げていけたらいいね」ぐらいの励ましを言う事くらいのものなんですがね。