鬼滅の刃終わりましたね~。ネタバレを避けて読書感想文を少々失礼。
鬼滅の刃終わりましたね。
わが家は上の子達が中一と小五という事もあり。
本は、ほぼほぼ読まないウチの奥さんが珍しく単行本まとめ買いして家族で楽しく読んでおりました。
ネタバレやめろって意見多いみたいですし、実際、うちの長男も単行本派で頑なに徹底して情報遮断してネタバレ回避に努めてますから気持ちはわかるように思えます。
なので、極力ネタバレ避けた本好きなオッサンの読書感想文程度の内容をちょっとだけ書いてみたいな~と思いましてね。
私個人としては最終話でキレイにしめたな〜と感じました。
最終話までの流れがきれいにまとまってただけに蛇足感があるという意見も見かけましたが。
たしかにそれもいいですよね、ただ、少年誌の主な読者層を考えれば多くは語らぬ考えよ、察せよという、小説的等に多い手法では少々酷なようにも思ったり。
マンガ化、アニメ化もされているアルスラーン戦記などの終わり方はまさに多くは語らぬ考えよ察せよという印象を持ちました。アルスラーン戦記も新刊が発売されるたびに初めから読み返すくらい大好きな作品で読者自身に考えさせる手法もまた素晴らしいのですがね。
読者層とか完結までの年数の問題もあり複数因子を考慮した結果が鬼滅の刃の場合はこう締めたのでしょうなと、お見事とうなりましたさ~。
『命もいらず名もいらず』とは。
西郷隆盛の言葉であったと記憶してましたが。
この言葉、では、なんの為に命をとして頑張ったのか?と疑問がわきますよね?
答えは、後の時代の若者がギラギラして、頑張らなくてもいい世の中を作るためだと。
これまた何かで読んだ覚えがあり。
最終話で平和に暮らすギラギラしてない後の時代の若者を描くことで。
それまでの殺伐とした内容も、登場キャラクター達はこのために頑張ったんだと腑に落ちますな。
フィクションの作品でありながら大河のような奥行きのある読後感をもたせてることに見事に成功したように思います。
うん、物語として計算されててキレイにまとめられていて、読んでいてとても楽しかったです。ちなみに鬼滅の刃の好きなキャラクターは炭治郎のとーちゃんな本好きのおっさんの鬼滅の刃読書感想文でした。