shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

四十七大戦という都道府県の特徴が自然に頭に入り、特徴的な取り組みについてのアンテナ精度も良くなる漫画

タイトル『四十七大戦』 著者一二三 による都道府県擬人化漫画ですが、イメージしやすいって事がこんなに自然に都道府県の特徴が頭に入るものかと思います。

子供にも読ませてみました(小6長男)、登場キャラクターの口の悪さは気になるかもしれませんので(親御さんが少し読んでみてから判断するのが良いかと思います)。うちの奥様なんかは色々なメディアで言葉使いが良くないものは子供たちに見せたがらない人なのでこの漫画を子供に読ませるのは良く思っていない事と思います。

鳥取県が首都になるまでのストーリーみたいなんですがね(ネタバレ以前に冒頭で言ってる感じです)。

読み始めた当初はオーストラリアのように大都市のシドニーメルボルンのどちらを首都にするべきかなかなか決まらなかった結果、両者の中間に首都を作ろうって発想になりキャンベラが首都になったとさ、みたいな話をなぞるような話の展開かと思いましたが、全く違うストーリー展開の様子です。

福岡がなぜ九州一の都市なのかってあたりから、この漫画結構深い内容なのかも?と引き込まれました。著者の一二三さんが自腹切ってまで各地へ取材旅行していると、あとがきまんがで描かれていましたが、地域愛すら感じます。

ちなみに私、学生の頃は社会科とか大の苦手でした(興味が持てなかった)。

で、不思議なのが、都道府県独自の取り組み等の情報に対してのアンテナの精度が良くなった気がするんですですよ。

 

福岡県コンパクトシティー化が進めてきたってのは漫画の中で描かれてるんですけど。

都市の主要施設を意図的に集中させるメリットってのは確かに大きいですね。

加えて福岡はごみ収集を夜に行ったりもしているみたいですね【交通渋滞緩和の為】や【カラス対策の為】等。←合理的

※カラスをどうにかしようって取り組みは自分の住んでいる県でもやっていますが、ごみ収集を夜にってのは固定概念にとらわれない良い発想ですよね。うちみたいな田舎の県で真似しようとしたら、古い考えの人達が反対するんでしょうね。

北海道が雪と暖房の温度差で発電する試み(研究)をしている【スターリングエンジンを使用】←温度差での気体の体積変化を利用してピストンを動かす仕組み。実用化出来たなら、エコでクリーンな技術ですし、豪雪地帯の県全てに応用が利くかもしれない良い試みですね。(雪国の冬季の灯油代って結構キツイですし)

青森県住んでる県なのでローカルニュースは入ってくるもののそんなに面白いものは無いのが残念。

 雪を使ってのリンゴの氷温熟成(凍る手前の温度で農作物を保存熟成させる事で美味しくなる)なんかは応用、発展が有りそうで期待しています。

  短命県を逆手にとって【青青森県がおまえをkill】って不健康生活習慣体験ツアーをやったりしてましたね。初回募集時参加希望1名様だったみたいですな。逆転の発想自体は大好きなので内容を練って継続してほしいものです。

鳥取県が『23年連続ちくわ購入にかける金額日本一、正気の沙汰じゃない』って表現がこの漫画の中にあるんですが。

この表現確かに口悪いけど自分が住んでる都道府県が県民性として何にお金かけているのかとかは気になったりしますよね。ちなみに私の住んでる青森県は『炭酸飲料』、『インスタントラーメン』、『食塩』の購入金額が日本一でした、これこそまさに『正気の沙汰じゃない』って感じですな、さすが短命県。

さほど漫画の内容にほとんど触れませんでしたが、この四十七大戦って漫画を長男と読んだら自分も長男も興味の幅が広がって、上に書いたみたいな内容の会話をする良い機会をもらいましたって話なんですよ。

学生の頃って具体的なイメージが持てないだけに、社会科に興味が持てなかったりしましたが、この漫画の持つ都道府県愛は、子供も大人も他県を知りたいと思う、興味のきっかけになるのではと思いました

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