shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

肺雑音の聴診についてです。

肺雑音の聴診についてです。

在宅医療なんかに関わる人には結構大事だったりするかもです。大きい事業所で誤嚥や排痰に詳しい他職種と同行訪問とかできる場合はその方が絶対良いと思いますが。

私が訪問リハやってた時は小さな訪問看護ステーションからいつも一人でしたからみんな忙しいと相談くらいはできても力は借りれなかったりしますな。←利用料の問題も有り、介護保険で利用なら間にケアマネジャーさんも入るから連絡も入れないといけなかったりでややこしいです。

 

肺雑音の聴診、要するに肺の音を聞いて、痰とか誤嚥した異物なんかが有る場合は判別しましょってものなんですがね。

で、肺のどこに痰とか誤嚥した異物がいるのかがわかったら、どう対処するのってことになりますが。

そんなにたいした事は出来なかったり。 

 

たとえば右の肺に痰とか誤嚥した異物がいるのがわかったなら右を上にして横になってもらって、深く呼吸するにあたって必要な胸郭(肋骨)の動きが十分でないならそれを徒手的に介助すれば、痰なり異物は気管から口の方へ送り出されてくるって訳なんですよ。(看護師さんがいて吸引機が有るなら吸引でサッパリできる場所まで異物が来ている感じになりますな。)

 

この程度の事でも、ちゃんとできれば肺雑音無くなって、パルスオキシメーターでspo2値計ると改善することも多かったり。

まあ、気管支の奥まで入り込んだような異物や痰なんかは容易には出てきてくれないんですがね。

 

訪問リハをやっていた頃にこれは出来て重宝したんですよ。

訪問リハは1回の訪問で40~60分程サービス提供行いますが、利用者さんによっては、そのうち20分程をこれに使う場合も有りましたし。

というのも、呼吸が苦しい状態では、なかなか運動も行えないし効果も上がらないですからね。

利用者さんのその時、その場での苦しい、痛い等を出来るだけどうにか出来るよう努力しつつ、並行してリハビリテーションを進められるように頑張っていました。

 

他の専門職と連携をとって分業して自分の専門的な役割を果たす事に専念した方が効率的には良いのかもですが、私自身が痛いとか苦しいとか大嫌いなもので、そこは効率化について考えていなかったかもですな。

苦しい時にサービスを提供する側の都合を押し付けるのも何だかイヤだったり。

 

そんなこんなでmy聴診器まで持ってる変わり者作業療法士な私です。

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