shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

久々に長男と風呂に入ったら、脳出血で倒れて入院中の頃を思い出した話でした。

脳出血を起こして倒れてから、もう約9年程にもなってしまったのですな。

脳出血で倒れた後、数か月後まだ車椅子をようやく自分でこげるようになった頃に東日本大震災が有ったのでその記憶と連動していて倒れたのがいつだったかはしっかり覚えていたりします。

 

それにしても9年、車の運転やフルタイムで働く事、当たり前にできていたのに、出来なくなって悔しくて仕方がなかった事の多くも、それが出来ないのもあたりまえの日常のようになっていきました。

誇張ではなく頭をパカッと開けるような手術をしたのですから多くは望まず、倒れた時死んだと思えば生きてる分だけもうけものですな。

 

倒れて手術後しばらくの意識のボヤけ具合を思い出したので書いておこうと思いましてね。

 

術後はじめて介助浴してもらった時の事です。

頭の大きな手術の後だったので、意識がハッキリしなくて面会に来てくれた家族にとんちんかんな事を言っていたのは覚えているんですが、意識がぼんやりしていた頃の事を思い出す事はあまりありませんでした。

 

この介助浴、まともに動けない人をお風呂に入れるのですから、寝ているベッドから、防水仕様の台に移ってそのまま浴室に移動して体の表裏をゴシゴシ洗ってもらうってものですが。

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いやあ、今にして思えばおかしなことを考えていたものですが、

 

倒れる前は長男をお風呂に入れるのは私の役割りでした。

なのでお風呂=長男をお風呂に入れるの事と頭の中で直結していたようですね。

自分の髪やら体を洗うのは、長男をお風呂に入れるついでのオマケで、二の次三の次の優先度だから正直どうでもいい。

そんな感じに思ってたものだから、術後1週間以上入浴していない状態の私をせっかく『お風呂に行きますよー』と連れて行ってくれた看護師さんに『なんで』って言ったのを思い出したり。

術後の混乱状態コワイですな~。

来年の春には中学校に入学する長男と久しぶりに一緒に風呂に入って、一緒に風呂に入ったりする機会も、もうそろそろ無くなるな~と思った拍子にこんな事を思い出した話でした。