shinmaimanaのブログ

作業療法士で左片麻痺の障がい者でもあります、両方の視点を持つからこその事が書いていければと思います。

医療の常識社会の非常識

医療の常識社会の非常識とは作業療法士として訪問看護ステーションから訪問リハビリテーションを始めた頃に訪問看護ステーションの主任看護師さんに教えてもらった言葉でした。

当時は表面的にしか理解出来ませんでしたが。

自分が病んで、患者の立場になってみたとき恐ろしく身に染みた言葉でした。

医療現場で当たり前のように提供されているサービスの一つ一つが、

機械浴→体を洗った後、裸で椅子に座ると歯車がガリガリいいながら自動で浴室にザブンと短時間漬かってお風呂終了。

病院の夕食→これは基本的に17:00とかも有るから早すぎる、常勤17:30あがりとかの職員さんがある程度は後始末に協力出来ないと仕事が回らないのは当然だと理解は出来ます。さらに夕食から翌朝朝食までの時間をできるだけ空けることは認知症改善、認知機能維持にも効果的である様ですから良い事かもしれないとも思いはします。だがしかし朝までに恐ろしく腹が減るのです。

リハ(患者を経由してのセラピストとして)→とにかく書類が多い、事務職ですかという程に多いです、不正が無いように書類が必要なのは理解していても、利用者さんにまたかいといわれると若干はへこんだりもするのです。書類に時間を取られなければもう少し多くリハビリテーションサービスを提供出来るのは間違いないです。

今後導入されてくるであろうテクノロジーや、新たな制度によっておそらくは医療や介護の現場も大きく変化していくのだとは必然だと思います。

ただただ、患者経験の有るおっさんセラピストとしては、効率化重視の中にも利用者さんや患者さん主体の目線でのサービス提供は重要な所ではと思ったりするのです。